本当は優しい Powerline(2日目 セグメント追加編)

“編”とか書きましたが、続くんですかね。

iTerm2 + tmux + vim + Powerline

iTerm2 + tmux + vim + Powerline

前回は Python 版の Powerline についてレポートしましたが、相も変わらず怒濤の勢いで更新されておりまして目が離せません。

前回の記事から更新された点で、前バージョンである vim-powerline紹介記事)からの改善点をいくつか挙げますとこんな感じです。

テーマやカラースキームがリアルタイムに反映されるようになった
vim や tmux の再起動を待つ必要がありません。
表示内容によってグラデーションがかかる表示が出来るようになった
たとえば CPU 使用率のセグメントでは、0% のとき緑色、50% のときオレンジ色、100% のときは赤色、など、色が自然に変わります。
powerline-daemon によって Powerline プロセスが永続化できるようになった
厳密には、これは別のプロダクトなのですが、powerline-daemon を使うと、Powerline プロセスを毎回起動する際のオーバーヘッドがなくなり、CPU 使用率を削減できます。

最初から用意されているセグメントは基本的なものばかりですので、欲しいセグメントはどんどん自分で書いて追加していきましょう。今日はその辺をまとめたいと思います。

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Python 版 Powerline を使ってみる(1日目)

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ターミナルで カコイイ ステータスラインを実現するためにフォント自体を改造する というコロンブスの卵的機転で一世を風靡した vim-powerline がいつの間にやら duplicated となっています。現在はその代替として powerline が開発中です。

ただし “開発中” とはまさに言葉通りで、ほとんど毎週仕様が変わるα版っぷりを発揮してくれまして、追っていて暇することがありません。git pull と同時に大量のデバッグメッセージが出るのもしょっちゅうです。

今年初めから追っかけてある程度落ち着いたかな? とも思えてきましたのでここらで現状を書き留めておきます。

まあ、仕様はこれからも変わっていくと思いますし、4 月に受ける情報処理高度試験の勉強しろ! と内なる声が先ほどからうるさいので簡潔にまとめますね。

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Syntaxhighlighter にも Solarized を!(あと Gist も)

Solarized とは各種ターミナルやエディタに使える目に優しいカラースキームです。なかでも vim 用のものは .vimrc を解析してみたサイトで圧倒的人気で 1 位を獲得するなど、利用者が多いことで知られています。

このカラースキームの設定方法は以前記事にもまとめました。

最強カラースキームと言えば Solarized だよね! | blog.delphinus.dev
https://blog.delphinus.dev/2012/10/let-us-use-solarized.html

今回はこれを Syntaxhighlighter や Gist で実現してみました。スタイルシート書いただけですけどね。

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あけましておめでとうございます

神田まつやのにしん蕎麦

神田まつやのにしん蕎麦

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

ついでにリニューアルしてみました。今までは Movable Type ベースだったのですが、今回は WordPress です。

 

Movable Type を使い続けてると、カスタマイズしていくうちに DynamicMTML やらを使い始め、すると結局 PHP で動的ページを生成しているのと変わらなくなってきて、静的ページを主体とする Movable Type のメリットがあまりなくなってきました。

だいぶサイト構造のカオスになってきたので、一念発起、新年に合わせてサイトを一から構築し直すことにしました。ついでに WordPress にも初挑戦。

 

しかし、この引っ越しはかなり大変でした。

記事のインポートツールもあるにはあるのですが、各種プラグインを使って俺俺フォーマットと化したソースは、単純にインポートしたところでまともに表示されません。

結局、全ての記事を一から手直しすることになりました。

 

記事の手直しなんかは全く役に立たないとは思いますが、その他の作業については何かも役に立つかもしれません。追々これをまとめていきたいと思います。

Screen の caption に Vim のタイトルを表示する(+タイトル文字列のカスタマイズとか)


Vim を起動するとタイトルバーに編集中のファイル名などが表示されます。

Screen で「タイトルバー」の代わりとなるものは caption ですが、そのままの設定では Vim からのメッセージが表示されません。
これは次のように設定すると解決します。^[ のところは Control + V ESC のように入力してください。

if &term =~ '^screen'
    set t_ts=^[k
    set t_fs=^[\
endif

はい。終わり。……では悲しいので、この文字列をもうちょっとカスタマイズしてみましょう。

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Vim のカラースキーム集 2012 年版

2 年前の記事で紹介した Colour Sampler Pack が久しぶりに更新されていました。

Colo(u)r Sampler Pack – [[[Oct 2012 Update]]] Top 100(ish) Themes, GUI Menu : vim online
http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=625

vim-scripts/Colour-Sampler-Pack · GitHub
https://github.com/vim-scripts/Colour-Sampler-Pack

インストールは Github からやった方が簡単ですね。Vundle なら次の一行を .vimrc に加えて、:BundleInstall<CR> するだけです。

Bundle 'vim-scripts/Colour-Sampler-Pack'

GVim ならメニューも追加されてマウスで色んなカラースキームを選ぶことが出来ます。以前紹介した Solarized も含まれています。


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でも Vimmer ならマウスなんぞ使わずキーボードで選択したいですよね。そういうときは Unite-colorscheme がオススメです。

Vim-users.jp – Hack #188: 見た目を気軽に変更する
http://vim-users.jp/2010/12/hack188/

:Unite colorscheme<CR> で起動した後は、KJ で選択し、P でプレビュー、Enter で選択です。

便利ですね〜。先人に感謝です。