「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を見に行って……


「感想」と書かなかったのは、僕がそれを書くに値しないから。付き合いで行ったようなもんなので、ストーリーを全く理解できませんでした……。

3D 予告編

それはそれとして、気になったのは上映前のこと。今回の「ハリー・ポッター」は 3D 映画ではないのだが、入場前に 3D メガネが配られた。映画の予告編が 3D で上映されるというのだ。

今日上映されたのは「ナルニア国物語 第 3 章」「シュレック フォーエバー」、そして、コミコンで公開されて話題になった 8 分間の特別編「トロン:レガシー」。3D システムとして使われたのは XpanD というものだ。

XpanD – Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/XpanD

XpanD という描画方式

これは所謂アクティブシャッター型と言われる方式の一つで、右目用の映像と左目用の映像をスクリーンに交互に表示する。メガネの方もそれに併せて交互に開閉することで、右目には右目用の映像を、左目には左目用の映像を見せて 3D を表現するものだ。

通常のスクリーンをそのまま利用できるのでコストが安く済む。また、スクリーンの正面でなくても十分な効果が得られるのも利点で、大型のスクリーンを備えた映画館ではほとんどがこの方式らしい。

実際に見てみると……

もちろんいいことばかりではない。問題は、メガネを開閉するために、それを通して見たとき映像の明るさが半分になってしまうのだ1。今回の上映はこの影響をもろに受けていた。

もちろん僕の目が悪いというのもあるが、同行者も言っていたので大差あるまい。とにかく、映像が暗くつぶれていて迫力が全くないのだ。3D であることが最大に売りである「トロン:レガシー」 でもそれは同じで、暗い背景と主人公の黒いコスチュームが同化して何をやっているのかよく分からない。メガネを外した方が遙かにコントラストが高くて美麗だった。なんだこれ……

“流行”はいつまで続くの?

メガネはじゃまだし、映像は汚くなるし、チケット料金も値上げされる。その上僕の個人的な理由で映像が立体的に見えることはない2。これじゃ頼まれたって 3D 映画は見に行けないね。早く 3D の流行が廃れてくれないかねえ。


  1. 他に、メガネの機構が複雑になるのでおもく大きくなるというのもある。 
  2. 以前にも書いたような気もするが、僕は先天性白内障だったので片目だけ異常に視力が悪い。もう片方は健常なので暮らしに困ることはないのだが、3D 映画との相性は昔から最悪。赤青メガネの時代から、全く立体映像というのに縁がなかったりする。 

One thought on “「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を見に行って……

  1. 映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」大人の世界の入り口には死の影が・・・

    名古屋109シネマズのIMAX設備で鑑賞
    「大ヒットシリーズも遂に完結(の一歩手前)、
    これまでの作品を全部見てるので
    最後まで付き合います、
    大バジェットで映画を見るという気分にさせてくれる
    大人になってしまった実際の俳優たちを
    なんとか子供に押し込めて
    このままラストまで夢を見させてくれれば満足」…

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