「世界侵略: ロサンゼルス決戦」感想


今日は映画をハシゴ。「コクリコ坂から」で青春の淡い恋愛模様を堪能した後、今度はエイリアンから地球を守って戦う男臭い映画にチェンジ。

この映画は本来四月公開だったのだが、東日本大震災のために今月まで遅れてしまった。そのおかげで海外の評価が出そろった上で見ることになってしまったのだが、これがすこぶる評判が悪い。

実際はどうだったかと言えば、少なくとも僕の好みにはストライク。とにかく派手な戦闘シーンが全編にわたって続き、難しい主義主張もなくひたすらアメリカ万歳!で海兵隊が大暴れ。クサい説教やお涙ちょうだいシーンもあってトイレタイムもバッチリだ。

ちょっと特徴的で面白かったのは、敵役のエイリアンが“弱い”こと。エイリアン兵士はよくあるレーザー兵器ではなく実弾兵器を使ってくるし、人間側の反撃に驚いてあたふたしたりする。「インデペンデンス・デイ」のように無意味なほど強力な兵器は存在せず、海岸地域から徐々に侵略していったりして現実的だ。

イラク戦争から続いてアメリカ国民にとって戦争が“日常”となり、それまでの非現実的な描写では満足できなくなった観客向けに対エイリアンにもリアルな戦闘描写が必要になった……のかも知れないが、そんな難しいことは考えていないだろう、多分。

とりあえず難しいことは考えずにスカッと爽快なドンパチが見たいときにおすすめ! 終わった後には涙流して拍手しながら「U・S・A!! U・S・A!!」の合唱で劇場は大盛況でした(嘘)。

One thought on “「世界侵略: ロサンゼルス決戦」感想

  1. 映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」地球絶対絶命の危機

    「世界侵略:ロサンゼルス決戦」★★★★☆
    アーロン・エッカート、ブリジット・モイナハン、
    ミシェル・ロドリゲス、マイケル・ペーニャ、Ne-Yo主演
    ジョ…

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