備忘録。WindowsマシンにVMware Server 2.0.2 + CentOS 5.4を突っ込むことになったので詳しくメモを取ってみた。
1.VMwareのインストール
VMware Server 2.0.2をダウンロードしてインストールする。この手順は簡単なのでパス。ユーザー登録してライセンスキーを取っておくこと。
2.CentOSのインストールの準備
(1) CentOSのDVDイメージをダウンロード
CentOS 5.4のDVDイメージ(iso
ファイル)をダウンロードして、C:\images
に配置した。
(2) VMware管理画面を開く
https://PC名:8333/ui/
を開く。ログイン画面が開くので、Windowsアカウントを使ってログインする。ドメイン環境ならば「ドメイン\ユーザー名」+パスワードが使える。
(3) DVDイメージを登録
DVDイメージをVMwareで認識できるようにする為に、新しいデータストアを追加する。画面右上の「Commands」→「Add Datastore」を選択。
Name: | DVD |
---|---|
Directory Path: | C:\images |
CIFSの欄を使えば別のマシンにあるイメージファイルも使えるようだ。
(4) 仮想マシンの作成
画面右上の「Commands」→「Create Virtual Machine」を選択。
- Name and Location
- 「Name」にはCentOS。データストアにはstandardを選択。
- Guest Operating System
- Linux operating system、Red Hat Enterprise Linux 5 (32-bit)、をそれぞれ選択。
- Memory and Processors
- Size: 256MB、Processors: 1。今回インストールするのは貧弱なノートPCなので推奨設定のまま。
- Hard Disk
- Create a New Virtual Disk、Capacity: 14GB。ハードディスクの余り(Dドライブ)を全部突っ込んだ。
- Network Adaptor
- Add a Network Adaptor、Network Connection: Bridged。これも推奨設定。
- CD/DVD Drice
- Use an ISO Image、Image File:
[DVD]/CentOS-5.4-i386-bin-DVD.iso
。追加したデータストア内のファイルを選択する。 - Floppy Drive
- Don’t Add a Floppy Drive
- USB Contoller
- Don’t Add a USB Controller
以上の設定で作成が完了した。
(5) コンソールへのショートカットの作成
コンソールへアクセスするのに毎回ブラウザを立ち上げるのは面倒なので、ショートカットを作っておこう。コンソールアプリの起動は次の書式だ。
"C:\Program Files\Common Files\VMware\VMware Remote Console Plug-in\vmware-vmrc.exe" -h ホスト名:ポート番号 仮想マシンの設定ファイル名
具体的には、次のコマンドのショートカットを追加した。
"C:\Program Files\Common Files\VMware\VMware Remote Console Plug-in\vmware-vmrc.exe" -h localhost:8333 "[standard] CentOS/CentOS.vmx"
でもこれが出来るのはVMwareをインストールしたPCでコンソールを起動する場合だけだ。インストールしていない別マシンから接続するときは、ブラウザにプラグインをインストールした後、「Commands」→「Generate Virtual Machine Shortcut」を選択する。
3.CentOSのインストール開始
2.(5)で作成したショートカットをダブルクリックすると仮想マシンが起動する。後は通常のインストールと変わらないが、インストールするパッケージを次のように指定した。
- Desktop – Gnomeのチェックを外してServerをオン。
- 今すぐカスタマイズするを選択して必要でないサーバーのチェックを外し、「開発」→「開発ツール」にチェックを入れる。
インストール後の設定についてはまた別の記事で。