最新版GNU Screenで縦分割(その2〜設定ファイルについて〜)


Mac OS Xでやってみる

100202-0002.png

前回と同じことをSnow Leopardでやってみる。今度も最新ソースではやっぱりダメで、一つ前のものを持ってきた。

screen.git –
http://git.savannah.gnu.org/cgit/screen.git/commit/?id=a6eea7b4d6dd3e4385919b4a50a58688f9a6b52b

$ tar zxvf screen-a6eea7b4d6dd3e4385919b4a50a58688f9a6b52b.tar.gz
$ cd screen-a6eea7b4d6dd3e4385919b4a50a58688f9a6b52b/src
$ autoconf
$ autoheader
$ ./configure --prefix=/usr/local --enable-colors256
$ make && sudo make install

注意点は5行目のconfigure。CentOSの時は必要なかったのだが、今回は明示的に”--enable-colors256“を指定しないと、256色表示が有効にならなかった。

次は前回スルーした設定ファイルについて。

設定の見直し(続き)

前回スルーしてた.screenrcの設定について。ちょっとだけ見直してこんな感じになった。

defbce on
attrcolor b ".I"
term xterm-256color
termcapinfo xterm-256color 'is=^[r^[m^[2J^[H^[?7h^[?1;4;6l'
defscrollback 1000
altscreen on
escape ^Zz
vbell off
bell_msg "Bell in window %^G"
autodetach on
shell $SHELL
startup_message off
logfile "$HOME/.screen/screen-%Y%m%d-%n.log"
deflog on
shelltitle '$ |bash'
caption always "%{= Rk} %?%F%{b kr}%? %?%h%:%t (screen #%n)%? %{-}"
hardstatus alwayslastline "%{= Gk} %-Lw%40L>%{b kg} %n %t %{-}%+Lw%-040=%{b km} %l %{.b} %Y/%m/%d %C:%s %A "
sorendition "= Rk"

最後の3行、”caption”、”hardstatus”、”sorendition”はかなり難解。僕も理解できてるか怪しいので次回に回そう。その他の設定について。

# 現在の背景色で消去する
defbce on
# 太字には明るい色を使う
attrcolor b ".I"
# 256色表示設定
term xterm-256color
# PuTTYで接続したときにウィンドウの大きさを変更しないようにする
termcapinfo xterm-256color 'is=^[r^[m^[2J^[H^[?7h^[?1;4;6l'

2行目がないとVimなどで妙なことになる。

bce offのとき。背景色がおかしい。
100202-0003.png

bce onのとき。ちゃんと表示される。
100202-0004.png

8行目は↓ここ参照。この設定にしないと、PuTTYで接続したときに、screen -rやるたびにウィンドウの大きさが変更されて非常に困る。

puttyでscreen起動時にWindowサイズが勝手に変更される件 – 三次元日誌
http://d.hatena.ne.jp/ousttrue/20080511/1210494446

上のリストで色つきで表示している”^[“はエスケープ文字なので入力に注意しよう。VimならばCtrl+V ESCの順に入力すると可。

# スクロールバッファは最大1000行にする
defscrollback 1000
# 別画面サポート。Vimやless使うときに便利
altscreen on
# コマンドキーをCtrl+Zにする
escape ^Zz
# ビジュアルベル(画面全体が点滅する)を切る
vbell off
# ベルの時はメッセージ(+音)を出す
bell_msg "Bell in window %^G"

例によって、18行目の”^G“の入力には注意しよう。VimでやるならCtrl+V Gだ。

# 端末が落ちたら自動的にデタッチする
autodetach on
# 新しいウィンドウを生成するときのコマンド
shell $SHELL
# スタートアップメッセージを消す
startup_message off
# ログファイルのファイル名
logfile "$HOME/.screen/screen-%Y%m%d-%n.log"
# 標準でログをとる
deflog on
# ウィンドウのタイトル指定
shelltitle '$ |bash'

30行目のshelltitleは少し複雑。ウィンドウのタイトルをそのコマンドにしてくれるための設定だ。……なのだが、今試してみたらなんかうまくいってない(・3・)アルェー 次回までになんとかしよう。

さて、残る”caption“と”hardstatus“は書いてるうちにどんどん長くなってしまったので、次回にしよう。今日はここまで。

最新版GNU Screenで縦分割(その3〜captionとhardstatusについて〜)へ続く

One thought on “最新版GNU Screenで縦分割(その2〜設定ファイルについて〜)

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