Time Machine が正常に動作しなくなってしまった。具体的には、
- 定時にバックアップを開始する。
- 特定の容量までバックアップする。
- 数時間放置しても進行状況に変化なし。
何度試しても状況は同じだった。Time Machine のバックアップ先は拡張子が“sparsebundle
”という特殊なイメージファイルになっており、このイメージをマウントするとバックアップした履歴が見えるようになっている。そこでその中身を全削除、イメージを作り直し、イメージを置くパーティションを変更したりした。
この辺はこちらを参考にした。尤も、Snow Leopard では Time Machine に NAS を使うことが標準で許可されているので作業の幾分かは簡単になる。
TimeCapsuleじゃないNASを使って、TimeMachineを使ってみる>> OpenMediaLaboratory
http://blog.openmedialabo.net/index.php/archives/232
しかし全く状況に変化がない。その度に上に書いた特定の容量が変化(201.4MB → 0MB → 49.8MB → ……)するだけだったのだ。
Time Machine の不具合についてググっていると Spotlight の何かと干渉しているという記事がいくつかあった。
Time Machineがひたすら準備中なのはSpotlightが原因?(未解決) – F.Ko-Jiの「一秒後は未来」
http://blog.fkoji.com/2009/03030845.html
これで気づいた。そういえば、Time Machine が正常に動かなくなったのは Spotlight の設定を変えてからだったのだ。
SHERLOCK’s blog of IT @ Blogger: Spotlight で NAS を検索
http://sherlock-pc.blogspot.com/2009/09/spotlightnas.html[Mac OS X] Spotlightのインデックスを制御する(mdutil) – Life with IT
http://l-w-i.net/t/macosx/spotlight_001.txt
このサイトを参考にして、Spotlight の検索範囲を NAS 上にまで広げたのが原因だったらしい。なんてこったい。しょうがないので NAS に対しての Spotlight をもう一度オフにした。
$ mdutil -i off /Volumes/share $ mdutil -E /
これでもう一度 Time Machine を起動すると難なく完了。それからも特に問題なく動いている。